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【恐ろしい話】髪の毛 - 恐ろしい話

【恐ろしい話】髪の毛


引越しを翌日に控え、俺は一人部屋の片づけをしていた。


押入れの戸袋にしまい込んだままになっている箱を取り出し、


それを脇に押しやると、お札が貼ってあるのを発見した。


この部屋に越してから四年、全然気づかなかった。



上半身を戸袋の中に突っ込んだまま、


苦しい体勢で箱を移動していたが、


その姿勢のまま、俺はお札を剥がしてみた。


なぜそんな事をしたか自分でも良く分からないが、


まあ明日の朝には部屋を出る身、たいして深い考えはなかったと思う。


お札の跡には何かがセロテープで貼り付けてあった。


俺は少し体を乗り出して、それが何か確認しようとした。


そこには髪の毛の束が貼ってあった。


げっ、と思った瞬間だった。


いきなり足首を誰かに掴まれた。


部屋には俺一人のはず。


頭はパニックで真っ白。


声も出なかった。


俺は引きずり落とされるようにして、畳の床に落ちた。


ほんとに一瞬のことで、何が何だか分からなかったが、

部屋には誰もいなかった。


俺はそこで初めて恐怖のあまり声を上げた。


そして、転がるようにして部屋を出た。


結局、翌朝までファミレスに避難した。

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2016.06.01|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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