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【恐ろしい話】山の常識 短編 - 恐ろしい話

【恐ろしい話】山の常識 短編


ゴールデンウィークの事でした。


地元の山岳会に所属している私は、


同じ会の仲間数人と泊まりがけでK岳へ登山へ行きました。



途中にある山小屋で一泊し、翌日の朝に山頂を目指す計画になっていました。


二日目、山の尾根を歩いていると仲間の一人が強風に煽られ滑落してしまいました。


300メートルは落ちていったでしょうか、(だめかな)と思ったのですが、


奇跡的に助かったようで、手を挙げてこちらに助けを求めているようでした。


私たちは慎重に砂利の斜面を下っていきました。


途中には生々しい血の帯がついていました。


仲間の元へたどり着いた私たちは息を呑みました。


生きているのですが、頭蓋骨が滑落の摩擦で削れてしまっていて、


脳が向きだしになっています。


落ちた仲間は「う・・・あ・・・」と弱々しい声を出していました。


私は一応リーダーでしたので、他の仲間の了解をとって、


そのあたりに生えている木の枝を折って、滑落した仲間の脳に突き刺し、


数回かき回しました。


しばらくするとピクリとも動かなくなったので、


山岳救助隊に無線を入れてヘリを飛ばしてもらいました。


もう絶対助からない人間にとどめを刺すのは、山では常識的に行われています。

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2016.07.03|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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