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【恐ろしい話】石の塔 短編 - 恐ろしい話

【恐ろしい話】石の塔 短編


うちの一族は女だけ結構霊感がある家系なのだが、


その中で私のおばさんが一番ずば抜けているんだわ。


で、そんな叔母さんがある日突然倒れまして。



見舞いに行ったんだけど、完全に寝たきり状態。


体も全然動かない、頭はしっかりしてるんだけど、


と言った状態で。


病院で調べてもどこも悪くないとのことで、


一族で首をかしげてたんですな。


だが、叔母さんは体の自由を奪われた代わりに、


超能力がついてしまった。


どうも予知、っていうのか透視っていうのか、


その人を見ただけで、


その人の人間関係がどうで、今日あった人間がどうで、


等々のことが全部頭に浮かんでくるようになってしまったそうだ。


誰誰さんは何日に市役所に行った、


とか、あの人はいつ死ぬ、とか。


テレビを見ていても、この政治家は次の選挙に落ちるとか、


そういうのを全部見抜いてしまったらしい。


当時宮崎勤がちょうど捕まった時だったのだが、叔母さんは


「この人の家族はかわいそうに。


お父さんは自殺して、お母さんは・・・」


などということをすべて言い当ててしまっていた。


でも体が動かないのだからそんなの全然嬉しくない。


そんな生活がしばらく続いて、叔父さんは考えた。


そもそもあいつが倒れたのが突然すぎる。


あのとき何かなかったか?


で、叔父さんはその時に工事現場の跡地から


小さな石の塔を拾ってきたことに気がついた。


ちょうど叔母さんが倒れたのはその直後だったのだ。


叔父さんはその石の塔を元の場所に戻しに行って、


よく祈って帰ってきた。


そしたら叔母さんは突然元気になって、寝たきりを脱出したのだわ。


でも、その超能力もどきのような物は一切消えた。


怖いって言うより不思議な出来事・・・。


未だにちょくちょく思い出す。

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2016.07.17|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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