FC2ブログ

【恐ろしい話】免許合宿 短編 - 恐ろしい話

【恐ろしい話】免許合宿 短編


これは、伊豆大島に合宿免許に行ったときの実話です。


夜、寮の仲間と海岸へ花火をやりにいきました。


夜の海岸は風が強く、なかなか火がつかないので、



海を背に林と物置小屋の間に身を寄せる様にして、


kさんが花火に火をつけ始めました。それでも火がつかず、


私が呼ばれ、kさんの後ろに被いかぶさる様に立ち、


火起こしの手助けをしておりました。


すると、私の前でしゃがみながら、


必死に火をつけようとしているkさんが突然、


何かに驚いた様に、又何かに突き飛ばされた様に


私に凄い勢いでぶつかってきました。


私も突然の事に驚き、そのまま後ろに倒れながら、


「なにやってんだよ」と言うと、ゆっくり振り向いた


kさんの顔は真っ青で、私の目をそらす事無くじっと見つめて一言、


「何でもない,ごめん」と言い、ゆっくり立ち上がると


場所を変え、又花火に火をつけ始めました。


kさんは霊感が強く、よく霊を見ると言って、


毎晩、私達に怪談を聞かせてくれる人だったので、


いやな予感がしましたが、その場は何ごとも無く遊びを終え、


寮に帰る事にしました。 そして寮について部屋に入り、


kさんに先ほどの出来事を問いただしたところ、


割と冷静に話し始めました。


しゃがんで花火に火をつけているとき、


なかなか火はつかずイライラしていると、


ほんの一瞬火がつき、真っ暗だった辺りが


少しだけライターの明かりに照らされたとき、


kさんの1メートル程前、すなわち目の前に、


おかっぱ頭の女の子が、じっとしゃがんでkさんを見ていたそうです。


そのとき私にその事を言わなかったのは、


騒いでその場から逃げると霊がついてくると思い、


それは危険だと判断し、黙っていたという事でした。


私はkさんにありがとうと言いながら心の中では、


「本当かな」と少し疑っていました。


そしてそろそろ寝ようかと布団を引こうとした時、


隣の部屋から、「大変だ,大変だ」と走ってくる人がいました。


「早く来てくれ」と言うので、みんなで隣の部屋へ行って見ると、


部屋の隅で真っ青な顔で震えながら、体育座りをしているA君がいました。


kさんは私に「やばいなあ」と言って、A君に近寄り、


大丈夫かと聞くとA君は窓の方を指差し震えた声で、


「おかっぱの女の子の顔だけが浮かんでいる」と言いました。


騒いで逃げなかったのに、ついてきていたんですね。

関連記事

タグキーワード
2016.07.30|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 恐ろしい話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます