【恐ろしい話】樹海 短編 - 恐ろしい話

【恐ろしい話】樹海 短編


彼が弟と富士の樹海へ入った時の話。


森の中を歩いていたら、


30メートルくらい前方に白いワンピースを着た女の人が歩いていた。


直感的に彼は「自殺志願者だ!」と思い、自殺を止めようとその女へ近づいた。


弟が「兄ちゃん…?おーい!戻れ!!何やってんだよ!!」


と凄まじい勢いで叫ぶが、無視した。


すると女が突然走り出し、当然彼もその後を追った。


やっとのことで追いつき、「待てったら!!」と女の肩に手をかけた。


すると手は感触も無く女の体を通り抜け、


女の姿も煙のように消えてしまった。


「…あれ?女の人は?…ひょっとして…あれって…」


ふと彼の足に、 グニョリと嫌な感触が伝わった。


嫌な予感はするものの、恐る恐る目をやってみると、


そこには白いワンピースを着た女性(たぶん)の腐乱死体が…!


絶叫し、樹海を猛ダッシュで彼は逃げた。


方向も解らなかったが、奇跡的に道路に出る事が出来て、


捜索していた弟とも無事再会できた。


地元の人に、死体があった事を話し、その場所まで行ってみたのだが


(一応追いかけている時に木に印は付けておいたらしい)


死体は無く、代わりに、木に首つりのロープがかかってあったらしい。


「あのな、兄ちゃん…」樹海からの帰りの車中、弟がこんな事を言った。


「兄ちゃんあの時、白い服を着た女の人に手招きされて…ふらふらと


森の中へ入っていったんだ…だから俺叫んだんだよ…」

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2017.03.21|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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