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【恐ろしい話】暗いよ~狭いよ~怖いよ~ 短編 - 恐ろしい話

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【恐ろしい話】暗いよ~狭いよ~怖いよ~ 短編


私は小さい頃に土蔵に閉じこめられたことがある。


悪さして閉じこめられたとかではなく、事故で閉じこめられた。


友人の家の土蔵はおかしなものが多く、よく見せてもらっていた。


古民具や雑貨、玩具が多く、値打ちもないからと言われ貰った物も多かった。


その日も友人の家で土蔵の中を見せてもらっていた。


友人は飽きたらしく、いつの間にかいなかった。


土蔵の2階で正体不明の綺麗な石を見ていたところ、


土蔵の扉を閉められてしまった。


友人のばあちゃんで、誰もいないと思ったらしかった。


大声を上げたが聞こえないようで、真っ暗な土蔵で動けなくなってしまった。


頭の中はパニックになっていたが、真っ暗で動けない。


あまりの心細さにしばらく泣いていたが、泣くのも疲れてしまった。


次はどうしようもない暗闇に対する恐怖が沸いてきた。


空気すら動いていないようだが、土蔵のそこかしこでカサカサ音がする。


小さい音でもビクビクしていたら、急にもの凄く怖い気配が土蔵の中に出現した。


心臓がバクバクして、金玉の裏が痛いほどに寒くなった。


それは土蔵の1階部分に出現し、しばらくじっとしていた。


しばらくするとそれは動きだし、土蔵の中を這いずるような感じだった。


気配と音でそれが2階へのハシゴの下に来たのがわかった。


登ってくる!と焦りましたが、それはハシゴには登らず別の方向に


這っていきました。


時間的にはどれくらい経ったかわかりませんでしたが、


土蔵の扉がいきなり開きました。


2階まで届く光はさしたるものでは無いはずですが、目が痛いほど眩しかった。


姿が見えない私を友人が探しに来てくれたのです。


外に出た後、友人のおばあちゃんが泣いて泣いて困ってしまった。


私は別に怒っても恨んでもいなかったのですが、


這うモノの話をしたら急に泣き出してしまった。


おばあちゃんは、「あんなモノにぃ・・・あんなモノにぃ・・・」と


しきりに言っていた。


あれからもうじき30年経ちますが、


その「あんなモノ」の正体は未だ聞いていません。


友人のおばあちゃんはまだ生きています。


生きているうちに聞きに行きたいと思っています。

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2017.10.15|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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